(1)ベルカント=栗東組では中山に一番乗りした。到着後すぐに寝わらを食べ、落ち着いた姿を見せた。上村助手は「長距離輸送も経験してるし、馬運車もおとなしかった」と笑顔を見せた。
(2)テイエムキュウコー=初の中山遠征だったが、到着後も落ち着きは十分。高畠助手は「輸送は問題がなかった。前走はスタートがひと息で流れに乗れず参考外です。内のこの枠でスピードを生かす競馬ができれば」と前進を狙っていた。
(3)アトム=決戦前日の午後3時23分、中山競馬場に入った。長距離輸送によるストレスを解きほぐすように、じっくりと厩舎周辺を引き運動。担当の音瀬助手は「何の問題もなく、輸送はスムーズでしたね。落ち着きもあるし、元気いっぱいです」と力強くうなずいた。
(4)マイネルディアベル=美浦北の角馬場で20分ほど体をほぐして順調さをアピール。内海助手は「雰囲気はいいし、状態は問題ないです。距離もこなせると思うし、頑張ってほしいですね」と期待を寄せた。
(5)サトノロブロイ=午後3時に中山入り。溝渕助手は「初の関東への輸送で心配したけどいい感じ」と胸をなで下ろす。1勝馬による抽選を突破してつかんだGI出走。「前につけて粘り込むのが持ち味。潜在能力に期待します」と力を込めた。
(6)アジアエクスプレス=美浦Aをキャンターで一周し、その後に美浦坂路を1本。「いつもの調整。前さばきに硬さはあるけど、(11年朝日杯FS覇者の)アルフレードもそうだったから、心配はないよ」と馬も手塚師もリラックスムードだった。
提供:デイリースポーツ