14年の飛躍を誓う。オースミナインは栗東坂路で4F55秒3-40秒2-13秒1。ノボリフジ(2歳未勝利)を2馬身半追走し、残り1F過ぎで並びかけると最後は併入を果たした。「仕上がっているのでハードにはやらずに。後ろから並びかける、ストレスのかからない調整ができた。馬場が悪かった割に動きもいい」と中山助手は納得の表情を見せた。
段階を踏みながらオープンへとたどり着いた。やっと満足のいく調教を積めるようになったという。「成長が遅かった。以前は疝痛やじんましんなど、内面が弱くて続けて使えなかった。それが強くなって、ようやく実が入った」と仕上げ人は成長ぶりに目を細める。
今回が初の重賞挑戦になる。「坂の下りを利用して加速するタイプ。どれだけやれるのか。試金石になる」。充実一途の明け4歳馬が新春のタイトル奪取を狙う。
メイケイペガスターは栗東CWでビシッと追われ6F82秒6-38秒7-12秒5。「体はできているし、動きも悪くなかった。上積みはある」と木原師は満足そうにうなずく。距離を短縮した復帰戦のキャピタルSが3着。「前走から舌を縛っているけど、効果があると思う。折り合い面を考えるとマイルがベスト。一にも二にも折り合いだね」と、14年の飛躍に期待を込めた。
提供:デイリースポーツ