13日、京都競馬場で行われたきさらぎ賞(G3・芝1800m)は、藤田伸二騎手騎乗の2番人気コンゴウリキシオー(牡3、栗東・山内研二厩舎)が、好位追走から直線入り口でスパートすると、逃げた6番人気マキハタサーメットをハナ差捕らえ快勝した。勝ちタイムは1分48秒5(良)。さらに1/2馬身差の3着には、最後方から追い込んだ1番人気アドマイヤフジが入り、3番人気シックスセンスは4着に敗れた。
勝ったコンゴウリキシオーは、父Stravinsky(その父Nureyev)、母Principium(その父ハンセル)という血統の愛国産馬。牝系は02年京成杯(G3)を制したローマンエンパイア(牡6、栗東・古川平厩舎、父サクラローレル)と同じ。昨年12月のデビュー戦(阪神・芝2000m)はディープインパクト(牡3、栗東・池江泰郎厩舎)から4馬身差の2着に敗れたが、続く未勝利戦(京都・芝2000m)で初勝利。前走のくすのき賞(500万)では2着に5馬身差をつけて圧勝していた。重賞初制覇で、通算成績4戦3勝。Stravinsky産駒はJRA重賞初制覇で、今年から開放された外国産馬のクラシック戦線(出走枠は4頭)に向けて大きな1勝となった。
鞍上の藤田伸二騎手は、昨年のマイネルブルックに続き同レース連覇。JRA重賞は今年初勝利で、91年のデビューから15年連続でのJRA重賞制覇となった。JRA重賞は通算62勝目。管理する山内研二調教師は、同レース初制覇で、JRA重賞は通算38勝目。