538キロの巨体が直線で弾んだ。2番人気のアドマイヤダリヤ(牡、父フジキセキ、美浦・戸田)がデビュー戦を快勝。スタートから1角までは行きっぷりが悪かったが、促されて中団へ。勝負どころでは前を射程圏に入れ、直線で進路ができると鹿毛の大きな馬体が力強く抜け出した。勝ちタイムは1分59秒6。1馬身3/4差の2着は直線でしぶとく伸びた4番人気のスカイダイヴァー。1番人気のエンリルバローズはさらに鼻差の3着に敗れた。
戸崎圭は「返し馬から雰囲気が良かった」とうなずく。「まだ体が緩くて課題は多いが、最後はスパッと抜け出してくれた。これからが楽しみ」と素質を高く評価していた。
提供:デイリースポーツ