白銀に照らされ、豪快なフォームがひときわ光を放った。厳寒の栗東CWで追われた
エキストラエンドは、僚馬2頭の真ん中から鮮やかに先着。自慢の瞬発力をアピールした。
「最後の1Fだけしっかりやってほしいとの指示。
スピードの乗りがいいね。グッドコンディション」とC・デムーロは笑みを浮かべる。
ラキシス(4歳オープン)、
レッドサクセサー(4歳1000万下)を突き放し、5F66秒9-37秒3-11秒6と高速の上がりをマークしてみせた。
イ
タリアの若き名手がこの馬に騎乗するのは、昨年5月の東京戦を勝って以来。「成長を実感した」とうなずく。「歩き方がしっかりしたし、体もたくましくなっている」。5歳になって本格化ムード。前走(京都金杯1着)の馬体重10キロ増は、そのまま成長分と受け取っていいだろう。
「前走は自分で勝った時と同じような感じだった。東京のマイルは問題がないと思うし楽しみ」。先週から短期免許で日本での騎乗をスタートさせた鞍上は、いきなり4勝の固め打ち。勢いに乗る人馬が重賞V2を狙う。
近走は舌がハミを越すことで結果を出せていない
クラレント。舌のしばり方を工夫した効果はてきめん。軽快に栗東坂路を駆け上がった。ハイペースで飛ばしながら、ラスト1Fも12秒9(4F51秒8-38秒1)と踏ん張った走りに、「前走よりも動きが柔らかくなっています」と川田も好感触。昨年のこのレースを含め、重賞3勝の東京で本来の力を見せつける。
提供:デイリースポーツ