26日、阪神競馬場で行われたアーリントンC(G3・芝1600m)は、武豊騎手騎乗の1番人気ビッグプラネット(牡3、栗東・南井克巳厩舎)が、スタート直後から先頭に立つと、6番人気セイウンニムカウに1.3/4馬身差を付けて逃げ切った。勝ちタイムは1分34秒3(良)。さらに1.1/4馬身差の3着には3番人気インプレッションが入り、2番人気マルカジークは4着に敗れた。
レースは、1戦1勝のビッグプラネットが先頭に立ち、ゴールドサンセット、マイネルアルビオンが先行する展開。ビッグプラネットが直線坂上で一気に後続を突き放すと、中団待機から直線外に持ち出したセイウンニムカウ、内から伸びたインプレッション以下を退けた。鞍上の武豊騎手は、史上初のJRA重賞200勝を達成した。
勝ったビッグプラネットは、父ブライアンズタイム、母が97年ファンタジーS(G3)を制し、98年桜花賞(G1)では2着に入ったロンドンブリッジ(その父ドクターデヴィアス)という血統。半姉に昨年のオークス(G1)を制したダイワエルシエーロ(牝4、栗東・松田国英厩舎、父サンデーサイレンス)、叔父にナリタオンザターフ(父アフリート、01年名古屋優駿-交流G3)がいる良血。13日のデビュー戦(京都・芝1400m)を7馬身差の圧勝で制しており、デビュー以来2連勝となった。
鞍上の武豊騎手は、99年(エイシンキャメロン)、01年(ダンツフレーム)、02年(タニノギムレット)、04年(シーキングザダイヤ)に続き、同レース5勝目。なお、03年には武幸四郎騎手がウインクリューガーで制しており、武兄弟で5連勝となった。管理する南井克巳調教師は、ウイングアローで制した00年ジャパンCダート(G1)、タマモホットプレイで制した昨年のスワンS(G2)に続き、JRA重賞3勝目。