ショウナンワダチが2戦2勝の東京で反撃に転じる。土日に降った記録的大雪。中央部分を左右に除雪し、どうにか走路を確保した美浦Wは走りにくい状態だった。そんな悪路も何のその。一杯に追われると鋭く反応し、5F65秒5-39秒1-12秒0をマークした。
大竹師は「思ったよりも良かった。雪にたたられて調整が難しかったが、何とか思い描いた形に持ってこられた」と満足顔だ。前走の朝日杯FSは不利な中山マイルの大外枠。発馬であおって2馬身近く出遅れた。6着でも内容は悪くない。
「前走は4角で挟まれて後ろになったが、最後は盛り返したからね。(短距離馬の)ショウナンカンプの子でもいい意味で遊びがある。新馬戦を使う前は二千でもと思っていた」。新馬戦-ベゴニア賞を最速上がりで突き抜けた末脚が不気味だ。
ラインカグラは美浦Wで4Fからさっと流して、4F55秒9-40秒1-13秒9をマーク。「カイ食いが細い牝馬だから。前走は馬込みから鋭く抜け出した。競馬が上手だし切れ味を出せれば」と水野師。クイーンCには登録もしなかったが、強い牡馬相手でどこまでやれるか。
提供:デイリースポーツ