スタートから積極的に先行した横山典弘騎手騎乗のデスペラードがトーセンラーの追撃を振り切り優勝した/京都記念
16日、京都競馬場で京都記念(4歳上・GII・芝2200m)が行われ、先手を取った横山典弘騎手騎乗の6番人気デスペラード(牡6、栗東・安達昭夫厩舎)が、直線に入って一旦は他馬に抜かれるも、そこから二の脚を見せて再び先頭に立ち、外から差を詰めてきた2番人気トーセンラー(牡6、栗東・藤原英昭厩舎)の追撃を3/4馬身振り切って優勝した。勝ちタイムは2分16秒0(稍重)。
さらに1.1/4馬身差の3着に4番人気アンコイルド(牡5、栗東・矢作芳人厩舎)が入った。なお、3番人気ラキシス(牝4、栗東・角居勝彦厩舎)はアンコイルドにアタマ差及ばずの4着、1番人気ジェンティルドンナ(牝5、栗東・石坂正厩舎)は好位からレースを進めたが直線での伸びを欠いて6着に終わった。
勝ったデスペラードは、父ネオユニヴァース、母マイネノエル、その父トニービンという血統。これまで芝では3000m以上の距離で好成績を挙げており、昨年のステイヤーズSで初重賞制覇を果たしていたが、今回はいつもとは違う積極策でGI馬を撃破。価値ある重賞2勝目を挙げた。
【勝ち馬プロフィール】
◆デスペラード(牡6)
騎手:横山典弘
厩舎:栗東・安達昭夫
父:ネオユニヴァース
母:マイネノエル
母父:トニービン
馬主:市川義美
生産者:田中裕之
通算成績:30戦8勝(重賞2勝)
主な勝ち鞍:2013年ステイヤーズS(GII)