(7)ニホンピロアワーズ=午後3時57分に東京入り。小形厩務員は「馬運車の中でも落ち着いていた」と頬を緩ませる。「馬も競馬が近づいたことを理解しているしね。ここで好結果を」と意気込んでいた。
(8)グランドシチー=美浦Wで最終調整。軽快な脚さばきを披露した。馬渕助手は「スムーズな歩様で動きは良かった」と感触を伝える。当日は晴れ予報。「時計のかかるダートはいい」と良馬場での競馬を歓迎していた。
(9)アドマイヤロイヤル=午後4時過ぎに到着。「落ち着いている」と児玉助手は余裕の笑みだ。「東京は一番力を出せる舞台。強い相手にどこまでやれるか楽しみ」と胸を躍らせていた。
(10)ドリームバレンチノ=午後4時11分に府中に到着すると、落ち着いた様子でカイバを頬張った。「いつも通りボケーッとしていますよ」と牧野助手は白い歯を見せる。「枠順もいい。気楽に一発を」と虎視たんたんだ。
(11)ベルシャザール=午後3時52分。栗東トレセンからの約6時間の長旅を終え、決戦の舞台・東京競馬場に到着した。「少しいつもと違うルートを使ったから、多少輸送時間が長かったかな。それでも10分ぐらいですよ。何度もここには来ているし、輸送に関してはまったく心配はいらない。とにかく元気いっぱい」と黒野助手は笑顔で愛馬に目をやった。
提供:デイリースポーツ