6日、中山競馬場で行われた弥生賞(G2・芝2000m)は、武豊騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝120円)ディープインパクト(牡3、栗東・池江泰郎厩舎)が、最内から伸びた3番人気アドマイヤジャパンをクビ差制し快勝した。勝ちタイムは2分02秒2(良)。さらに1.1/4馬身差の3着は先行した2番人気マイネルレコルト。
ダイワキングコンが逃げ、1角過ぎでマイネルレコルトがやや掛かりながら2番手に進出。3番手にアドマイヤジャパン、ディープインパクトは後方3番手を追走する展開。3角過ぎでディープインパクトが外から進出を開始すると、直線半ばでマイネルレコルトを振り切り、ゴール前では最内を突いたアドマイヤジャパンとの併せ馬になったが、クビ差抑え切った。
勝ったディープインパクトは、父サンデーサイレンス、母がアラルポカル(独G1)勝ち馬ウインドインハーヘア(その父Alzao)という血統。全兄が昨年のスプリングS(G2)を制したブラックタイド(牡4、栗東・池江泰郎厩舎)で、半姉がデビューから5連勝で03年スプリンターズS(G1)に駒を進めた(4着)レディブロンド(牝7、父Seeking the Gold)で、従兄には03年NHKマイルC(G1)勝ち馬ウインクリューガー(牡5、栗東・松元茂樹厩舎、父タイキシャトル)がいる。昨年12月のデビュー戦(阪神・芝2000m)、若駒S(OP)に続きデビューから3連勝となった。なお、3戦目での同レース制覇は01年アグネスタキオン以来、史上2頭目となる。
鞍上の武豊騎手は、96年ダンスインザダーク、97年ランニングゲイル、98年スペシャルウィークに続き、同レース4勝目(10戦)。JRA重賞は今年7勝目で、通算201勝。管理する池江泰郎調教師は、JRA重賞47勝目。