ハープスターの1馬身遅れに松田博師「これがうちのいつもの攻め馬」/チューリップ賞

2014年03月06日 12:00

派手さはなくとも順調な調整過程を踏むハープスター=栗東トレセン

 ハープスターは栗東CWで古馬と3頭併せを行った。5F72秒5-41秒3-12秒0をマークし、アドマイヤカーリン(6歳1000万下)に1馬身遅れ、アドマイヤツヨシ(4歳1000万下)に併入した。派手な動きではなかったが、自ら加減したのもあるのだろう。

 松田博師が口を開いた。「一言で言えば、なまくらなんやろう。もともと動くかどうか分からん馬。これがうちのいつもの攻め馬なんだから、これでいい」。回ったのは大外ぴったり。時計だけ見れば上がり1Fはさすがだ。栗東帰厩は2月上旬。見た目にも幅が出て成長をうかがわせる。トレーナーは臨戦過程に納得している。

 1番人気に推された前走の阪神JFは鼻差の2着。GIですら結果に一喜一憂しない名伯楽が、このときばかりはご立腹の様子だった。「なかなかハミのかからん馬やのに内をついてああなった」。インでもがいた川田に納得がいかなかった。「普段は乗り役に何も言わんけどな。直接?言ったよ。もっと馬を信用せにゃと。直線、外を回したらいい」。こんな注文がつけられるのは、同世代では頭ひとつ抜けた力の持ち主と確信するからだ。

 フェアリーS3着のリラヴァティは朝一番の栗東坂路に登場し、4F54秒0-39秒6-13秒1。僚馬ベラフォレスタ(3歳500万下)と併せて0秒1先着した。時計自体は目立つものではなかったが、軽やかに繰り出したフットワークに、石坂師は「順調。状態も良さそうですね。前走はよく頑張っていた」と普段通りの淡々とした口調で話した。

提供:デイリースポーツ

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