今回で引退のノーブルジュエリーに池江師「最後は重賞を、と思って使う」/中山牝馬S

2014年03月13日 12:00

栗東坂路を力強く駆け上がったノーブルジュエリー

 ノーブルジュエリーは栗東坂路を力強く単走。残り1Fできっちりとしまいを伸ばして4F53秒4-39秒0-12秒2を計時した。「上がり重点の指示。動きは良かったと思いますよ。もう体はできているので、そこまでやる必要もないしね」と池江師は合格点を与えた。

 状態的にはピークと言っても過言ではあるまい。休養明けの京都牝馬Sを3着とまとめると、続く洛陽Sは1番人気に応えてV。「コンディションは前走よりもいい」と指揮官は胸を張る。その前走が意外にもオープン初勝利だったが、3歳時にはエルフィンSでのちの桜花賞馬マルセリーナの2着。アドマイヤグルーヴルーラーシップの妹として注目されたグルヴェイグにも先着している。実力は折り紙付きだ。

 クラブの規定により、残念ながら今回が現役最後のレースとなる。「これで繁殖に上がるので、最後は重賞を、と思って使う。今回は千八になるし、コーナー4つというのも条件的には厳しいが、いい競馬をしてほしい」。池江厩舎の牡馬の重賞制覇はあまたあれど、牝馬では08年チューリップ賞(エアパスカル)の1度だけ。厩舎に久々の牝馬重賞Vをもたらし、有終の美を飾りたい。

 アロマティコは水口(レースは北村宏)を背に栗東坂路を単走。反応良くしまいを伸ばし、4F55秒7-39秒6-12秒2をマークした。「理想的な調教ができたと思う」と佐々木師はうなずく。前走の小倉大賞典は、最速の上がりを計時しての猛追も5着。「いい脚は使うが、大勢が決まったところで差してくる。もどかしいね。馬はシャキッとしているし、うまくハマれば」と一発に期待した。

提供:デイリースポーツ

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