キズナが粘るトウカイパラダイスを捕らえ今年初戦を制した
6日、阪神競馬場で大阪杯(4歳上・GII・芝2000m)が行われ、道中は最後方に構えた武豊騎手騎乗の2番人気
キズナ(牡4、栗東・佐々木晶三厩舎)が、直線で脚を伸ばして各馬を抜き去り、最後は道中2番手から抜け出し粘る6番人気
トウカイパラダイス(牡7、栗東・田所秀孝厩舎)を捕らえ、これに1.1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分0秒3(良)。
さらにクビ差の3着には、脚は伸ばしたものの
トウカイパラダイスを交わしきれなかった1番人気
エピファネイア(牡4、栗東・角居勝彦厩舎)が入った。なお、3番人気
メイショウマンボ(牝4、栗東・飯田祐史厩舎)は7着に終わった。
勝った
キズナは、父ディープインパクト、母キャットクイル、その父Storm Catという血統。昨年の日本ダービー馬で、ダービー後に凱旋門賞に挑戦すべく海外遠征を敢行。結果は4着だったものの、前哨戦のニエル賞では英ダービー馬
ルーラーオブザワールドを破っており、その実力を世界に示した。凱旋門賞後は有馬記念には出走せず休養となったが、その休養明け・4歳緒戦となったここを制して、順調なスタートを切った。
【勝ち馬プロフィール】
◆
キズナ(牡4)
騎手:武豊
厩舎:栗東・佐々木晶三
父:ディープインパクト
母:キャットクイル
母父:Storm Cat
馬主:前田晋二
生産者:ノースヒルズ
通算成績:10戦7勝(重賞5勝)
主な勝ち鞍:2013年日本ダービー(GI)