完敗だった。単勝1.9倍の1番人気に支持された菊花賞馬
エピファネイアは3着。同世代のラ
イバルの強烈な末脚に屈した。福永は「俺が動いて行くしかなかった。
キズナが後ろにいるのは分かっていたんだけど。前も離れていたしね。タイミング良く行けたと思ったが…」と大きく息を吐き、唇をかんだ。
道中は後方3番手で折り合い、最後方を進んだ
キズナを引き連れる形。4角手前から進出を開始したが、直線半ばでラ
イバルにかわされ、2着馬にも首差届かなかった。「結果的に前にいたトウカイ(パラダイス)もつかまえられなかったからね。4角を回って、もっとグッと来ると思ったけど、休み明けの分かな」と振り返った。
次走は既に招待を受諾したクイーンエリザベス2世C・香港GI(27日・シャティン、芝2000m)を予定する。さらなる厳しい戦いに向けて「これで終わりじゃないから。これからは“打倒・
キズナ”で頑張っていかなあかんな」とキッパリ。再び対決するその日まで、人馬ともに力を磨いていく。
提供:デイリースポーツ