直線で難なく先頭に立った福永祐一騎手騎乗のワイルドフラッパーが2着に7馬身差をつけ優勝した(撮影:高橋正和)
9日、船橋競馬場で第18回マリーンカップ(GIII・3歳上・牝・ダ1600m・1着賞金2100万円)が行われ、3番手でレースを進め、4コーナー出口で逃げ馬に取りついた福永祐一騎手騎乗の1番人気ワイルドフラッパー(牝5、栗東・松田国英厩舎)が、直線で難なく先頭に立つと、あとは後続を突き放す一方。最終的に2着の3番人気アクティビューティ(牝7、栗東・柴田光陽厩舎)に7馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分39秒5(稍重)。
さらに1.1/2馬身差の3着には、地元の5番人気カイカヨソウ(牝4、船橋・川島正行厩舎)が入った。なお、2番人気サウンドリアーナ(牝4、栗東・佐藤正雄厩舎)は7着に終わった。
勝ったワイルドフラッパーは、父Ghostzapper、母スモークンフローリック、その父Smoke Glackenという血統。大差で圧勝したエンプレス杯に続き、圧倒的な強さで重賞連勝を決めた。
【勝ち馬プロフィール】
◆ワイルドフラッパー(牝5)
騎手:福永祐一
厩舎:栗東・松田国英
父:Ghostzapper
母:スモークンフローリック
母父:Smoke Glacken
馬主:吉田照哉
生産者:社台ファーム
通算成績:16戦7勝(重賞2勝)
主な勝ち鞍:2014年エンプレス杯(GII)
【勝利ジョッキー・福永祐一騎手のコメント】
(騎乗するのは久々だったので)返し馬の感触をじっくり確かめたんですが、馬体がたくましくなって完成されていました。これなら僕がよほど下手に乗らない限りは大丈夫だろうと思いました(笑)。
スピードのある馬ですので、距離短縮はあまり心配していませんでした。ただ、内枠なので砂を被らないように気をつけました。楽に逃げられればそれが一番良かったのですが、他に行く馬もいましたので、外の3番手につけました。
深い砂でもしっかり走ってくれますし、前走のように雨が降って締まった馬場も得意なので、牝馬重賞だけでなく、男馬とも良い勝負ができると思います。相当高い能力がある馬です。