1990年の年度代表馬オグリキャップ(牡20、父ダンシングキャップ)が“ふるさと”笠松競馬の存続のためにひと肌脱ぐ計画があることがわかった。これは単年度黒字を条件に、05年度は存続となった笠松競馬が、未だに根強いファンを持つ同馬のカリスマ性に着目したもので、同馬を競馬場に繋養して観客の動員につなげようというもの。
ただし、オグリキャップはすでに高齢であることに加え、長距離輸送や展示されることのストレス、あるいは高音多湿の夏シーズンの過ごし方など抱える問題も多く、時期や期間などさまざまな形での“支援”が検討されている。なお、今回の支援は永続的なものではなく、同馬の種牡馬登録はそのまま継続される見込み。