栗東坂路でカオスモス(右)は矢のような伸びを見せた
楽々と計時した快時計が、目下の充実ぶりを物語っていた。
カオスモスは栗東坂路で
ケンブリッジベスト(3歳500万下)と併せ馬。初コンビの和田に導かれ、序盤は僚馬の真後ろをゆったりと追走する。残り1Fで並びかけると、軽く手綱をしごかれただけで、矢のような伸びを披露し、2馬身先着。この日の1番時計タイとなる4F50秒8-37秒2-12秒4をマークした。
鞍上は「まだ余裕があった。反応もいいですね。状態がいいんだと思います」と上々の感触を口にする。清永助手も「感触を確かめる程度でこの時計ですから、やっぱり動きますね。1戦ごとに体は確実に締まってきています」と1月に戦列に復帰以降5戦目で1番の手応えだ。
前走のダービー卿CTは、中山マイルの大外枠を克服しての2着。和田は「開幕週の京都の馬場はいいんじゃないですかね」と舞台変わりを歓迎する。コンディションの良い馬場で持ち味の
スピードを生かす構えだ。
清永助手も「前走で改めてやれると自信になった。今後を考えても、何とかここで賞金を加算したい」と言い切る。重賞は2着が2度あるが、まだ勝利はない。今度こそタイトルを奪取する。
提供:デイリースポーツ