5月11日(日)に東京競馬場で行われるNHKマイルC(GI・芝1600m)に出走予定の美浦所属各馬の1週前情報。
ショウナンアチーヴ(牡3・国枝栄厩舎)について、国枝調教師。
「前走のニュージーランドT(GII・芝1600m・1着)では立ち遅れましたけど、レースも流れていましたし、うまいこと立ち回ってくれて良かったと思います。
前走はファルコンS(GIII・芝1400m・6着)の時より絞れていて体もできていましたので、今週(4/30)はさほどやる予定もなかったですし、馬場も重かったですから、あのくらいの時計で十分だと思います。東京の方が競馬はしやすいですし、期待しています」
ショウナンワダチ(牡3・大竹正博厩舎)について、大竹調教師。
「前走のニュージーランドT(2着)後は1週間だけ放牧にを挟んで、今日(5/1)は初めての本格的な追い切りでしたが、手加減せずにやって重め感もなかったですね。この間使う前よりも良いと思います。左回りは手前を替えますが、右回りだと手前を替えないんですよね。前走も替えてくれたら違っていたと思います。ウッドチップコース(右回り)の追い切りでも、いつもは手前を替えないのですが、今日は替えてくれました。それを考えると1つ1つ課題をクリアしてくれて、着実に良い方向に行っていると思います。
テンションに関しては、程よく気合いが乗っている感じで、過度に敏感になっているということはありません。ゲートは来週また練習します。ただ前走は5分に出られましたし、東京ならそれほど位置取りにこだわる必要はないと思っています。前走は悔しくないと言ったら嘘になりますけど、基本的なことに時間をかけてやってきたことはできていましたし、次につなげられてホッとしています。基本に忠実にやってきたことの認作業が今日の追い切りでもできたと思います」
カラダレジェンド(牡3・尾形和幸厩舎)について、尾形調教師。
「前走(ニュージーランドT・8着)後、どこも悪いところはありませんし、レースの疲れも取れましたし、どんどん乗れています。今週(4/30)は、ウッドチップで長めからやっていて、動きも良かったですね。一か八かくらいの感じで攻めていこうかなと考えています。普段通りの内容ですと、このクラスの馬は楽に動けてしまいますから、GIレースですし、怖がらずに攻めていって負荷をかけていきたいと考えていいます」
ロサギガンティア(牡3・藤沢和雄厩舎)について、柴田善臣騎手。
「皐月賞の時は、当該週よりも1週前の方が良く感じました。今週はとても元気が良かったですよ。このままの感じで調子が上がっていってくれればと良いですね。マイルも合っていると思います」
ウインフェニックス(牡3・奥平雅士厩舎)について、奥平調教師。(※抽選対象)
「今日(5/1)は3馬身ほど追走して、直線で気合いを入れるという指示を出しましたが、予定通りの追い切りができました。レースを使ってきている馬ですし、1週前ですから来週さじ加減しやすいよう、追ってみるつもりでした。牧場から戻ってきた時は冬毛がビッシリ生えていましたが、そこから徐々に良くなって、前走(ニュージーランドT・5着)を使ってから更に良くなっています。前走は正攻法の競馬をして届かなかったですからね。東京では正攻法は厳しいかもしれないので、抽選に通って出走できたら決め打ちを狙おうかなと考えています。具合も良いですし、素直な馬なので、うまく立ち回ってレースをさせたいですね。石橋脩騎手が騎乗予定です。マイルCを除外されたら、プリンシパルS(5/10)に投票します」(取材・写真:佐々木祥恵)