今週のGIでも魅せる。田辺は天皇賞・春では12番人気の
ホッコーブレーヴを3着に導き、5日のかしわ記念では
コパノリッキーで優勝。今、勢いに乗っている。3歳マイル王決定戦には
カラダレジェンドとのコンビで挑む。
今春、戦列に復帰してからの2戦は(7)(8)着と馬券圏内から外れているが、見限るのは早計だ。前2走について田辺は「前々走はハイペースに巻き込まれた。前走は最後に脚を使わせるイメージで意識的にためて乗ったが、思ったほどはじけなかった」と敗因を分析する。
今回はデビュー2連勝を果たし、京王杯2歳Sを制した東京コースに変わる。得意コースだけに一変する可能性は十分だ。
尾形和師は「ここ2戦はいろいろな面でかみ合っていなかっただけで、決して力負けとは思わない。この経験が今回に生きてくるはず」と巻き返しに燃えている。
主戦は「新馬戦、2戦目のように出たなりの位置で流れに乗って、気持ち良く運べれば」とイメージを描く。高いポテンシャルを秘めるフレンチデピュティ産駒が大舞台でアッと言わせる。
提供:デイリースポーツ