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スズカデヴィアス=東京到着後、約30分間の運動を行い体をほぐした。「元気が良過ぎるくらいです」と児玉助手。「追っつけ通しでもバテないタイプ。その強みを生かせれば」と、前走に続くコンビ結成となる酒井の手綱に期待を寄せた。
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アズマシャトル=午後4時前に輸送を完了した。「順調ですよ。おとなしいし、いつもの感じですね」と久谷厩務員。近走は不振だが「集中して走れればもう少しやれてもいいはず。初めての左回りがいい方に出れば」と変わり身を期待する。
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ベルキャニオン=土曜朝、美浦坂路で4F66秒3-15秒7をマーク。その後、美浦Dを半周して最終調整を終えた。中2週続きの厳しい日程となるが「前走よりもいい出来で臨める」と橋本助手。前走は勝ったとはいえ、美浦出発時に488キロだった馬体重が東京競馬場への輸送で14キロ減の474キロに。「中間はカイバをしっかりと食べているし、水曜の測定で492キロ。ベストと思われる480キロくらいで出走できそう」と調整がうまくいったことを強調した。
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ハギノハイブリッド=午後3時43分に到着。石井助手は「東京への輸送も経験しているので問題ありませんよ」と笑顔。「皐月賞上位馬は強いでしょうけど、頑張ってほしいですね」と健闘を願った。
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エキマエ=美浦北の角馬場で微調整。「思い通りにこられた。具合はいい」と篠島助手はうなずいた。
ウインフルブルームが出走を取り消したことで、展開の鍵を握ることに。「すんなりと行けるようなら行きたいね」と逃げる構えをみせた。
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イスラボニータ=土曜の午前4時30分に美浦を出発。出走馬の中で一番乗りとなる同6時30分過ぎに決戦の地へ到着した。ゆっくりと馬房に収まった皐月賞馬の姿に担当の佐藤助手は「落ち着いていますし、何事もなく順調です。1泊して臨むのは共同通信杯(1着)の時と同じパターンですよ」と穏やかな笑顔を見せた。