蛯名正義騎手騎乗でデビューするマコトダッソー(撮影:佐々木祥恵)
今週末からいよいよ2歳新馬戦が始まる。東京競馬場でデビューする美浦所属の3頭について取材した。
●6月7日(土) 東京5R 芝1400m
マコトダッソー(牡2・美浦・水野貴広厩舎)
父ダイワメジャー 母マコトサンゴ 母父タマモクロス
水野調教師のコメント
「今週の追い切りは、古馬との併せ馬でした。その古馬を追いかけて外を回って、相手をあおるような動きを見せていました。稽古としては抜群だったと思います。スピードもありますし、ゲートの出も速く、この条件は合うでしょう。今のところ注文つけるところがありませんね」
叔父に2010年のマーチS(GIII)に優勝するなどダート路線で活躍したマコトスパルビエロがいるが、今のところは芝・ダートどちらでもいけそうとのことだ。鞍上は、蛯名正義騎手。
●6月8日(日) 東京5R 芝1600m
キングデュナミス(牡2・美浦・小島茂之厩舎)
父ステイゴールド 母ミヤビグレイス 母父キングカメハメハ
小島調教師のコメント
「少し急仕上げ気味ですが、小柄ですし、仕上がりは悪くはないですね。キレの良い動きをしていますし、センスもあって実戦で良さが出そうなタイプです。ゲートの出は水準ですが、初戦から能力を出せると思います」
祖母に1995年の京都牝馬特別(GIII)を勝ったシスティーナがいる。鞍上は吉田隼人騎手。
プレーケストーレン(牡2・美浦・奥村武厩舎)
父サクラプレジデント 母パレスルビー 母父リンドシェーバー
奥村調教師のコメント
「のんびりしていて、気持ちに余裕があるところが良いですね。前半はあまり急がせないように走らせて、直線で終いの脚を使えるような競馬をさせたいですね。馬っぷりも良いですし、これからもっと成長しそうなので、将来性にも期待しています」
鞍上は荻野琢真騎手。(取材・写真:佐々木祥恵)