16日、中山競馬場で行われた中山グランドJ(JG1・芝4250m)は、B.スコット騎手騎乗の1番人気カラジ(セン10、豪・E.マスグローヴ厩舎)が直線入り口で先頭に立つと、そのまま押し切って優勝。勝ちタイムは4分50秒4(良)。1.1/4馬身差の2着には5番人気のチアズシャイニング、さらに1/2馬身差の3着には10番人気のローレルロイスが入った。2番人気ロードプリヴェイルは9着に敗れ、3番人気フォンテラは落馬、競走を中止した。
勝ったカラジは、父Kahyasi、母Karamita(その父Shantung)という血統。外国馬の優勝は、02年セントスティーヴンに続き2頭目となる。鞍上のB.スコット騎手は、03年セントスティーヴン(3着)、04年オリヴァーダンス(9着)から3度目の挑戦で同レース初勝利となった。通算障害成績14戦7勝。なお、10歳でのJRA・G1制覇は史上最高齢となる。