早め先頭の積極的な競馬で追撃を振り切った。2番人気の
ホワイトエレガンス(牝、父クロフネ、美浦・国枝)が、1分24秒9のタイムで快勝。スタートを決めてスッと好位を確保すると、直線を向いて早々に先頭へ。ゴール寸前で後続の猛追を浴びたが、長い直線を最後までしのぎ切った。首差の2着は馬場の外めから目の覚めるような末脚を繰り出した3番人気
デュアルメジャーで、さらに3/4馬身差の3着が10番人気の
ココロノママニ。なお、1番人気の
グリシーヌシチーは好位馬群を運んだが、直線で伸びを欠いて5着に敗れた。
93年マイルCS優勝の
シンコウラブリイを祖母に持つ血統馬に、蛯名は「敏感で、自分でリズムが取れない。ワーッと行ったり、抜け出してフワフワした。今後は気持ちが高ぶらなければいいけど」と素質を評価しながらも課題を挙げる。今後は阪神JF(12月14日・阪神、芝1600m)を最大目標に、賞金加算を図っていく。