20日、昨年の京王杯2歳S(G2)を制し、17日に行われた皐月賞(G1)で7着となったスキップジャック(牡3、美浦・高橋裕厩舎)が、右前浅屈腱炎を発症していることが分かった。9ヶ月の休養が必要と診断され、今年中の復帰は絶望的とみられる。
スキップジャックは、父メジロライアン、母ヒカリクリスタル(その父ラッキーソブリン)という血統。牝系からは89年安田記念、90年スプリンターズS(共にG1)を制したバンブーメモリー(父モーニングフローリック)や、03年日経新春杯(G2)を勝ったバンブーユベントス(父マヤノトップガン)など活躍馬が出ている。6月のデビュー戦(函館・芝1200m)を勝利したが、続くラベンダー賞(OP)、函館2歳S(G3)では、それぞれ2、7着と敗退。3ヶ月の休養を挟んで臨んだ京王杯2歳S(G2)を快勝し、重賞初制覇を達成する。しかし、朝日杯FS(G1)では不利も響き11着と大敗。年明け緒戦のスプリングS(G2)5着を挟んで臨んだ前走皐月賞(G1)では、7着に敗れていた。通算成績7戦2勝。