24日、東京競馬場で行われたフローラS(G2・芝2000m)は、武豊騎手騎乗の2番人気ディアデラノビア(牝3、栗東・角居勝彦厩舎)が、道中最後方待機から直線は大外に持ち出すと、好位から抜け出した1番人気レースパイロットをクビ差し切り快勝した。勝ちタイムは2分01秒8(良)。さらにクビ差の3着には11番人気アスピリンスノーが入り、上記3頭がオークス(G1)への優先出走権を得た。3番人気ピサノグラフはさらにアタマ差の4着に惜敗した。
勝ったディアデラノビアは、父サンデーサイレンス、母が98年亜ダービー、亜オークス(共に亜G1)を制した名牝ポトリザリス(その父Potrillazo)という血統。母の父ポトリリャゾ Potrillazoも亜ダービーを制している。昨年12月のデビュー戦(阪神・芝1600m)、続く白梅賞(500万)を連勝。一躍クラシック候補に躍り出たが、チューリップ賞(G3)7着、連闘で臨んだフィリーズレビュー(G2)でも4着に敗れ、桜花賞(G1)には出走できなかった。重賞初制覇で、通算成績5戦3勝。
鞍上の武豊騎手は、92年キョウワホウセキに続き同レース2勝目。JRA重賞は今年10勝目、通算では204勝目。管理する角居勝彦調教師は、同レース初制覇。JRA重賞は今年4勝目、通算では7勝目。