現地時間4日、今年のドバイワールドC(首G1)を優勝したロージズインメイ Roses in May(牡5、米・D.ロマンス厩舎)が、来年から日本で種牡馬入りする事がオーナーサイドから発表された。これは、ロージズインメイの権利の80%以上を取得したのが日本人であるため。なお、繋養先は未定で、その権利取得者の名前も明かされていない。実現すれば、ドバイワールドCの勝ち馬の輸入は、98年のシルバーチャーム、01年のキャプテンスティーヴ、03年のムーンバラッドに続き4度目となる。
ロージズインメイは、父が92年ウッドメモリアル招待S(米G1)など重賞9勝を挙げたDevil His Due(その父Devil's Bag)、母Tell a Secret(その父Speak John)という血統。昨年の7月のコーンハスカーBCH(米G3)で重賞初制覇すると、続くホイットニーH(米G1)を9頭立ての6番人気で快勝。ケンタッキーCクラシック(米G2)1着を挟んで臨んだ昨年のBCクラシック(G1)では、04年の米年度代表馬ゴーストザッパー Ghostzapperの2着に好走していた。今年は2月のドンH(米G1)を2着し、3月に行われたドバイワールドCでG1・2勝目を挙げた。通算成績13戦8勝。