8月17日(日)に新潟競馬場で行われる関屋記念(GIII・3歳以上OP・芝1600m)に出走する美浦所属各馬の1週前情報。
ショウナンアチーヴ(牡3・美浦・国枝栄厩舎)について、佐藤勝美調教助手。
「今週(8/6)は坂路で追い切りました。
マンボネフュー(牡4・1000万下)を後ろから追いかけ、最後は併入する形である程度しっかりとやりました。あまり調教は動かない馬なので、52秒9という時計は優秀だと思います。この暑さにもへこたれずにきていますし、この馬なりに良くなってきています。体も増えていますが、輸送もありますから大丈夫でしょう。性格的に動じるタイプではないですし、3歳馬は斤量差もあり、速い時計にも対応できる
スピードを持っていますので、新潟コースも問題ないと思います」
サトノギャラント(牡5・美浦・藤沢和雄厩舎)について、藤沢和雄調教師。
「前走の中京記念(GIII・芝1600m・7着)は、直前の大雨で馬場が重くなってしまって、伸び切れませんでした。新潟は1回しか走っていませんけど、馬場の硬い新潟は合っていると思いますよ。レース後も順調ですし、今週(8/6)の坂路でやった併せ馬も良い感じでしたよ」
津曲大祐調教助手。
「ここのところ道悪での競馬が多かったですが、前走の敗因も馬場に尽きますね。稍重発表でしたが、直前のスコールのような雨で馬場が重くなり、この馬の持ち味が生きませんでした。良馬場で時計が速くなるのが理想ですね。前残りの競馬になっても、前に行っていた馬をひっくり返すだけの決め手もあります。ゲートが最近良くありませんが、それをリカバリーしやすいコースですし、左回りのマイルと硬い馬場はベストの条件ですから、期待したいですね」
エクセラントカーヴ(牝5・美浦・堀宣行厩舎)について、橋本篤典調教助手。
「前走のヴィクトリアマイル(GI・芝1600m・10着)の敗因ははっきりわかりませんが、骨折で半年休んで復帰してからも、まだ調子が戻っていなかったのかもしれません。放牧先から戻ってきてまだ日が浅いですけど、今日(8/7)の動きは良かったですし、この感じだと走れそうですね。馬体重もすっと440kgを維持していますし、牝馬ということもあって、暑さはこたえていないようです。馬場入りの時に
テンションが上がるなど、この馬が好調だった時のような元気の良さも出てきましたので、上向いてきていると思います。新潟の馬場も合っていますし、コースと距離も問題ありません。骨折明け3走目で変わってほしいですね」
シャイニープリンス(牡4・美浦・栗田博憲厩舎)について、栗田調教師。
「暑さに強い方ではないので、今週(8/6)も1番早い時間帯に追い切りました。気持ちが乗らないとダメですが、気分良く走れれば3走前の東風S(4歳上OP・芝1600m・1着)の時のようにスパッと切れる脚が使える馬ですよ」(取材・写真:佐々木祥恵)