札幌2歳Sに出走予定のマイネルシュバリエ(写真は新馬戦優勝時、撮影:下野雄規)
9月6日(土)に札幌競馬場で行われる札幌2歳S(GIII・2歳OP・芝1800m)に出走予定の美浦所属馬の1週前情報。
マイネルシュバリエ(牡2・美浦・和田正道厩舎)について、柴田大知騎手。
「前走の新馬戦(芝1800m・1着)は、レース前日にゲート練習をしたこともあって、競馬でもスタートが良くハナに行く形になりました。道中は物見をしながらの走りでしたが、直線でスイッチが入ったら伸びてくれました。内を通ってきて最後あれだけ抜けるのは強い内容だったと思います。
レース後は1週間ほど楽をさせてから調整をしてきました。毎日乗せていただいていますが、体もしっかりしてきましたし、教えたこともちゃんとこなしてくれて、気持ちも強い馬だと思います。雰囲気もありますし、奥も深そうな馬ですね。僕も来週札幌に入って調教に乗ることになっています。他の馬の出方次第の競馬になると思いますが、どんなレースでもできそうなイメージがありますし、洋芝も大丈夫だと思います」
ミュゼエイリアン(牡2・美浦・黒岩陽一厩舎)について、黒岩調教師。
「新馬戦(芝1800m)でいきなりというタイプではないかなという印象があったのですが、粗削りながら豪快な勝ち方をしてくれました。調教でもまだ自発的に走るというより、促されて走るタイプで、1回使ってもそのあたりはまだ変わりませんね。今週(8/27)の追い切りもそのような感じでしたが、スピードに乗ってからの動きは迫力がありました。
福島コースで豪快に勝ちましたから、コース形態や福島の緩い馬場も合っていたのでしょう。札幌のコースや洋芝にも適性がありそうということで、新潟2歳ではなく札幌2歳Sに使うことにしました。まだ成長途上でこれからまだ良くなる馬ですが、それでも新馬を勝ったくらい能力の高い馬ですし、強い相手とのレースでどのような競馬ができるか楽しみですね。今週土曜日に札幌競馬場に輸送する予定です」
ミッキーユニバース(牡2・美浦・藤沢和雄厩舎)について、藤沢調教師。
「前走の新馬戦(芝1800m・1着)は、稽古の段階から良い動きをしていましたので期待をしていました。押し出されて逃げる形の競馬になりましたが、強い内容だったと思います。距離が延びますが、楽に良い位置につけられるでしょうし、小回りコースでも上手に走れるのではないでしょうか。素晴らしい馬体をしていますし、フットワークも良いので楽しみですね。まだ馬が若いですし、来年の春に頑張ってくれるように育てていきたいと思います」(取材:佐々木祥恵)