現地時間15日、仏・ロンシャン競馬場で行われた仏1000ギニー(3歳牝、仏G1・芝1600m)は、C.ルメール騎手騎乗のディヴァインプロポーションズ Divine Proportions(牝3、仏・P.バリー厩舎)が後続に5馬身の差をつけて圧勝した。勝ちタイムは1分38秒50(重)。2着にトーピー Toupie、さらに1.1/2馬身差の3着にイソルジナ Ysoldinaが入った。

　ディヴァインプロポーションズは父Kingmambo、母Myth to Reality(その父Sadler's Wells)という血統の米国産馬で、半兄に昨年のジャックルマロワ賞(仏G1)を制したウィッパー Whipper(牡4、仏・R.コレット厩舎、父Miesque's Son)、従姉にはJRAで2勝を挙げたルナティックラヴ(父Kris)がいる。同馬は昨年デビューから5連勝でモルニ賞(仏G1、芝1200m)、マルセルブサック賞(仏G1、芝1200m)を連覇し、全欧2歳牝馬チャンピオンに選出されていた。今年初戦となった前哨戦・グロット賞(仏G3、1600m)も制しており、今回の勝利により無傷の7連勝でクラシック制覇を達成した。通算成績は7戦7勝(うちG1・3勝)。