九州、千葉に続くトレーニングセールの第3弾「トレーニングセール2005(主催：北海道市場)」が23日、北海道静内町の北海道市場で行われた。朝から降り続くあいにくの雨に購買者の出足が心配されたが、126頭(牡68頭、牝58頭)の上場で、64頭(牡28頭、牝36頭)を売却。売上総額は3億2265万4500円(前年比2212万3500円増)だった。

　最高価格は、ケイアイファームが2730万円で落札した上場番号70番「インザーギ(牡2、父デヒア、母タヒチアンブリーズ)」。同馬はナリタブライアン(父ブライアンズタイム)などの近親で、最後の1ハロンで11秒13を記録していた。なお、落札額が1000万円以上だった馬はインザーギを含めて5頭。フォーティナイナー産駒のモニュメントバレーの2003(牡2、母の父Deputy Minister)は“テンザン”の冠名で知られる平野三郎氏に2719万5000円で、スキャターザゴールド産駒のアスリムブロードの2003(牡2、母の父Broad Brush)はビッグレッドファームに1165万5000円で落札された。

　また、九州市場で大挙落札した韓国の購買団は、今回も多数購買。KRA韓国馬事会が16頭(牡5頭、牝11頭)、果川馬主クラブが6頭(牡1頭、牝5頭)、あわせて22頭(約4017万3000円)を落札した。