1日、7月11、12日に苫小牧市ノーザンホースパークで開催されるセレクトセール05の上場馬が発表された。02、03年連続で年度代表馬に輝いたシンボリクリスエス(父Kris S.)、01年香港C(香GI)などG1・6勝を挙げたアグネスデジタル(父Crafty Prospector)などの新種牡馬産駒を加えた、当歳馬315頭が上場を予定している。
02、03年の天皇賞・秋、有馬記念(共にGI)を制したシンボリクリスエス産駒は、最多の24頭が上場を予定。今年の桜花賞、NHKマイルC(共にGI)を制したラインクラフト(牝3、父エンドスウィープ)の半弟、93年マイルCS(GI)勝ち馬シンコウラブリイ(父Caerleon)との間に生まれた牝馬に注目が集まる。アグネスデジタル産駒は、昨年の東京スポーツ杯2歳S(GIII)を制したスムースバリトン(牡3、父スペシャルウィーク)の半弟など6頭が上場を予定している。
産駒2年目となるアグネスタキオン産駒は、23頭が上場を予定。母が95年阪神3歳牝馬S(GI)勝ち馬ビワハイジで、半兄にアドマイヤジャパン(牡3、父サンデーサイレンス、京成杯-GIII)がいる牡馬や、ハイアーゲーム(牡4、父サンデーサイレンス、青葉賞-GII)の半弟などに注目が集まる。
その他では、トゥザヴィクトリー(父サンデーサイレンス、エリザベス女王杯-GI)の半弟にあたる牡馬(父アドマイヤベガ)、スマイルトゥモロー(父ホワイトマズル、オークス-GI)の初仔にあたる牡馬(父ブライアンズタイム)や、ネームヴァリュー(父Honour and Glory、帝王賞-交流GI)の初仔にあたる牡馬(父ブライアンズタイム)などが上場を予定している。
02年に社台グループが中心となって1700万ドル(約20億円)で購入するも、牝馬に関心を示さず、初年度(03年)は僅か7頭(4頭受胎)の種付けに終わっていた、02年ケンタッキーダービー(米G1)馬ウォーエンブレムが、産駒8頭上場される。上場馬には、母ゴールドポイント(父サンデーサイレンス)で、叔父にネオユニヴァース(牡5、父サンデーサイレンス、日本ダービー-GI)がいる牡馬や、母セシルカット(父サンデーサイレンス)で、叔母にエアグルーヴ(牝12、父トニービン、天皇賞・秋-GI)がいる牡馬などがいる。