現地時間3日、英・エプソム競馬場で行われたプリンセスエリザベスS(3歳上牝、英G3・芝8f114y)は3頭立てで行われ、L.デットーリ騎手騎乗の1番人気サンドロップ Sundrop(牝4、英・S.ビン・スルール厩舎)が後方からレースを進め、2着ピアレス Peeressに2馬身差をつけ快勝した。勝ちタイムは1分50秒27(良)。さらに1馬身差の3着にはシークレットヒストリー Secret Historyが入った。
勝ったサンドロップは、父サンデーサイレンス、母オエノセラ(その父Night Shift)という血統で、近親に愛ダービー(愛G1)、英オークス(英G1)を勝ったサルサビル Salsabil(父Sadler's Wells)がいる日本産馬。01年3月16日に千歳・社台ファームで生まれ、01年セレクトセールでJohn Ferguson Bloodstockに5000万円で落札されている。03年9月の英・リングフィールド競馬場でのデビュー戦(芝7f)を快勝し、続くフィリーズマイル(英G1・芝8f)ではレッドブルーム Red Bloomから1.1/4馬身差の2着。昨年は英1000ギニー(英G1・芝8f)では8番人気ながら、名牝アトラクション Attractionの2着に好走。英オークス(英G1・芝12f)は6着に敗れていた。昨年10月のセヴェラルS(3歳上牝、準重賞・芝10f)に勝って以来、約8ヶ月ぶりの実戦で、初重賞制覇を達成した。通算成績6戦3勝。
サンデーサイレンス産駒の欧州重賞勝利はサンデーピクニックによる99年クレオパトル賞(仏G3)、サイレントオナー Silent Honorによる01年チェリーヒントンS(英G2)、レイマン Laymanによる03年カブール賞(仏G3)に続く4勝目となった。