ヌーヴォレコルト斎藤師「上がってきたらもうカイバ桶に…」/秋華賞

2014年10月17日 12:00

栗東CWで文句なしの動きを見せたヌーヴォレコルト

 樫の女王ヌーヴォレコルトが貫禄の最終リハを披露した。

 先週に続いて栗東CWでの3頭併せ。栗東滞在中、いろいろな面で協力を買って出てもらっている松永幹厩舎から、この日はアムールブリエ(3歳1000万下)、ゴッドフロアー(4歳1000万下)がパートナーを務めた。これを目標にする格好で6Fで1秒7追走。徐々に差を詰めて行くと、4角では内に潜り込んで一気にかわし去った。あとは独壇場。軽く気合を付けた程度で、6F81秒4-37秒8-12秒0の好タイムでゴール板を駆け抜けた。

 見届けた斎藤師も満足そうだ。「しまいをしっかりという指示でした。上がってきたらもうカイバ桶に首を突っ込んでいましたよ。時計は出ても心配ありません」とドッシリ構える。それだけ状態のいい証拠だろう。

 6キロ減で臨んだローズS快勝後に栗東へ入厩。環境への適応に1週間ほどかかったが、そこからは徐々に馬体も回復してきた。「環境の変化というデメリットもありますが、輸送の距離を考えて(滞在を)選択しました。美浦では集団調教をしているので、調教前の運動から輪に入れてもらった松永幹師とスタッフには非常に感謝しています」とトレーナーは感謝を述べる。美浦の大先輩で、栗東滞在を多用する国枝師からは「あまりやり過ぎるな。運動しているだけでも力がつくから」と助言をもらった。

 エリザベス女王杯はパスする方向だ。まさに渾身の仕上げで挑む勝負の一戦。2冠奪取へ一点の曇りもない。

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