11日、東京競馬場で行われた東京ハイジャンプ(JGII・芝3300m)は、嘉堂信雄騎手騎乗の2番人気エリモカントリー(牡5、栗東・高橋隆厩舎)が、好位追走から直線抜け出すと、3番人気ネオマエストロに1.1/2馬身差をつけて快勝した。勝ちタイムは3分38秒3(良)。さらに9馬身差の3着には5番人気バローネフォンテンが入り、1番人気ローレルロイスは直線伸びきれず7着に敗れた。
勝ったエリモカントリーは、父ティンバーカントリー、母チョウカイルビー(その父リヴリア)という血統。伯父に90年東京大賞典を制したダイコウガルダンがいる。障害入り3戦目で初勝利を挙げると続くオープンでも3着に好走。前走の京都ジャンプS(JGIII)では重賞初挑戦ながらレコードタイムで圧勝していた。通算成績27戦4勝(うち障害6戦3勝)。
鞍上の嘉堂信雄騎手は本馬で制した京都ジャンプSに続き、今年JRA重賞2勝目。通算では15勝目(全て障害)。管理する高橋隆調教師はこのレース初制覇で今年JRA重賞2勝目となった。通算では5勝目(うち障害2勝)。