12日、中京競馬場で行われたファルコンS(GIII・芝1200m)は、中舘英二騎手騎乗の13番人気カズサライン(牡3、美浦・和田正道厩舎)が、道中は中団追走から徐々に進出し、4コーナーで先頭に並ぶと、後方待機から最内を突いた6番人気フェリシアの追撃を1.1/2馬身凌いで優勝した。勝ちタイムは1分09秒9(良)。さらにハナ差の3着には1番人気シンボリグランが入った。
勝ったカズサラインは父アグネスワールド、母カズサグリッター(その父クリスタルグリッターズ)という血統。デビュー2戦目で勝ち上がり、続くマリーゴールド賞(OP)も連勝しOP入りするが、その後は不振が続いていた。通算成績12戦3勝。現3歳世代が初年度となるアグネスワールド産駒は初の重賞制覇となった。
鞍上の中舘英二騎手は00年ユーワファルコンに続き同レース2勝目。JRA重賞は昨年の新潟記念(GIII)以来の勝利で通算22勝目。管理する和田正道調教師は同レース初制覇。JRA重賞はゴッドオブチャンスで制した02年京王杯スプリングC(GII)以来、通算7勝目。