6頭立ての少頭数となった京都9R・萩S(芝1800m)を制したのは5番人気の
エイシンライダー(栗東・坂口)だった。スッと2番手のポジションに収まると、勝負どころで3〜4馬身ほどあった逃げ馬との差を詰める。直前の8Rで来日初勝利を挙げたばかりのブドーを背に直線半ばで抜け出し、後続の追撃をしのいで無傷の2連勝を決めた。タイムは1分47秒6。1番人気の
ポルトドートウィユは2着。直線は内から外に進路を切り替えて前を追ったが、首差及ばなかった。さらに1馬身3/4差の3着には主導権を握った4番人気の
グァンチャーレが入った。
当初は自己条件の黄菊賞(16日・京都)を予定していたが、頭数と相手関係を見て出走を決めた沖師の采配もピタリとはまった。ブドーは「ものすごく賢い。行きっぷりが良く、向正面で隊列が決まったらスッと折り合ってくれた。センスがある」と絶賛。さらなる飛躍が楽しみだ。