現地時間13日、昨年の米年度代表馬で、5月30日の今季初戦・
メトロポリタンH(米G1)を圧勝していた
ゴーストザッパー Ghostzapper(牡5、米・R.
フランケル厩舎)が、左前脚の種子骨を骨折していることが判明。急遽、現役を引退し、06年から生まれ故郷であるケンタッキー州アデナ
スプリングスで種牡馬入りすることになった。種付け料などは未定。
ゴーストザッパーは、父Awesome Again、母Baby Zip(その父Relaunch)という血統。半兄に
シティジップ City Zip(父Carson City、ホープフルS-米G1)、近親には
リルイーティー Lil E.Tee(父At the Threshold、ケンタッキーダービー-米G1)がいる。
02年11月に
ハリウッドパーク競馬場でデビューすると、6戦目のヴォスバーグS(米G1)で重賞初制覇。ここから快進撃が始まり、トム
フールH(米G2)を4.1/4馬身差、
フィリップHアイズリンH(米G3)を10.3/4馬身差の圧勝で制す。続くウッドウォードS(米G1)はクビ差の辛勝だったが、昨年10月のBCクラシック(米G1)では、のちにドバイワールドC(首G1)を制すロージズインメイ
Roses in May、昨年の覇者プレザントリーパーフェクト Pleasantly Perfectなどをレコードタイムで退けた。今季初戦の
メトロポリタンHを6.1/4馬身の圧勝で制した矢先の電撃引退となった。通算成績11戦9勝。
繋養先のアデナ
スプリングスには、本馬の父
オーサムアゲイン Awesome Again(父Deputy Minister)のほか、タッチゴールド Touch Gold(父Deputy Minister)、エルプラド El Prado(父Sadler's Wells)などが種牡馬生活を送っている。