今年の東海Sで強い競馬を披露した
ニホンピロアワーズ。2馬身差の快勝劇を演じ、中京ダート1800mへの適性の高さを示した。
「確かに強い勝ち方だったね。あの走りができれば、ここでもいい競馬ができると思うよ」と大橋師。2年前のJCダートでは2着
ワンダーアキュートに3馬身半差の圧勝を決めている。勝つ時は鮮やかな強さを見せるのが、
アワーズの持ち味。7歳になり、全盛時の安定感こそなくなったが、GI馬だけに底力を秘めている。
本番に向けて体調も上がっている。前走のみやこSでは7着に敗れているが、あくまで休み明けの一戦。「しっかり調教はやっていたけど、まだ中身が伴っていなかったかな。一回実戦を使ったことで違うと思う。年齢的な衰えはあるかもしれないが、今回は人気がないし、気楽に行けるから」と指揮官は一発を狙っている。
2走前の日本テレビ盃で7馬身差の圧勝を決めて前走のJBCクラシックでも2着に入った
クリソライトは、完全にスランプから脱した。平井助手は「爆発力を持っている馬なので、それを引き出せれば。ジョッキーには強気に乗ってもらいたいなと思っているんです」とビュイックの手綱さばきに期待を寄せていた。