7頭立ての少頭数でも素質馬がズラリそろった注目の一戦。阪神9R・シクラメン賞(芝1800m)を制したのは2番人気の
ポルトドートウィユ(栗東・高野)。道中は後方を追走。直線ではじかれたように外から先頭へ躍り出ると、そのまま突き抜け、自己条件で2勝目を飾った。父ディープインパクト、祖母エアグルーヴ。近親に
アドマイヤグルーヴ、
ルーラーシップがいる日本屈指の良血馬が、来春のクラシックに向けて弾みをつけた。勝ちタイムは1分47秒9。1馬身1/4差の2着は4番人気の
アルバートドック、さらに4馬身差の3着には6番人気の
オルロフが入線。なお、断然の1番人気に支持された
レトロロックは、直線で内に進路を取ったが、前が壁になる場面もあり6着に敗れた。
福永は「頭数が少なく、行き脚もついたので出たなりの位置でしまいを伸ばすイメージで。強い馬もいたので価値のある勝利」とうなずく。「だいぶしっかりしてきたが、今後良くなりそう」と、飛躍に期待を寄せた。