3日、福島競馬場で行われた2歳新馬(芝1700m)は、後藤浩輝騎手騎乗の1番人気フラムドパシオン(牡2、栗東・角居勝彦厩舎)が、まくり気味に進出する2番人気ヒシハイグレードの後位追走から直線で外へ持ち出し、2馬身差交わしてデビュー戦を飾った。勝ちタイムは1分44秒3(良)。さらに3着には2着馬と同様に上がった5番人気ローレルハンバーバが入った。
勝ったフラムドパシオンは父が新種牡馬クロフネ、母カーリーパッション(その父トニービン)という血統。母の全姉が96年オークス、97年天皇賞・秋(共にGI)など重賞を6勝した名牝エアグルーヴで、従姉にアドマイヤグルーヴ(牝5、栗東・橋田満厩舎、エリザベス女王杯-GI)、エガオヲミセテ(阪神牝馬特別-GII)などがいる。
また新種牡馬クロフネ産駒としては、先月19日のプラチナローズ(牝2、栗東・浅見秀一厩舎)に続いてJRA2頭目の勝ち上がりとなった。