内田騎手が騎乗して有馬記念の1週前追い切りを行ったヴィルシーナ(撮影:井内利彰)
エリザベス女王杯11着の後、ノーザンFしがらきに放牧に出て、12月9日に栗東へ帰厩した
ヴィルシーナ(栗東・友道康夫厩舎)。前走時は本来使う予定だった府中牝馬Sを自重するなど、順調さを欠いていたが、今回は思い通りの調整過程を踏んでいる様子。
引退レースとなる、有馬記念(12月28日・中山芝2500m)の1週前追い切りには内田博幸騎手が騎乗。CWで
アドマイヤジャズを追走する併せ馬だった。6F標識地点で3馬身ほど追走していたが、その差を徐々に詰めていく形。直線に向くと、簡単に前を捕まえて、あっさりと抜け出した。1頭になってから、少し気を抜くような走りになっていたが、時計的には終いもしっかり。6F80.6〜5F66.2〜4F51.8〜3F37.7〜1F12.5秒と優秀な数字をマークしており、悔いのない仕上がりでラストランを迎えることができそうだ。(取材・写真:井内利彰)