10日、阪神競馬場で行われた2歳新馬(芝1600m)は、武豊騎手から急きょ乗り替わった川島信二騎手騎乗の2番人気ダイアモンドヘッド(牡2、栗東・池江泰寿厩舎)が4角手前で先頭に立ち、直線半ばで外へ持ち出した1番人気アドマイヤキッスに3/4馬身をつけデビュー戦を飾った。さらに3/4馬身差の3着には3番人気エイシンチャンドラが入った。
勝ったダイアモンドヘッドは父サンデーサイレンス、母ダンジグウィズウルヴス(その父Danzig)で、祖母に93年スピナウェイS、メイトロンS(ともに米G1)を勝っているStrategic Maneuverという血統で、牝系には99年報知杯4歳牝馬特別(GII)3着のフォルナリーナなどがいる。同馬は03年のセレクトセールにおいて8900万円で落札された。
また、現2歳世代がラストクロップとなる父サンデーサイレンスは、この勝利で今年のJRA2歳戦初勝利。地方競馬では7日に旭川競馬場で行われたルーキーチャレンジ2歳(ダート・1000m)で、モエレソーブラッズ(牡2、北海道・堂山芳則厩舎)が初勝利を挙げている。