15日、年度代表馬ナリタブライアンの全弟で、荻伏・社台スタリオンステーションで種牡馬生活を送っていたビワタケヒデ(牡10)が、種牡馬を引退し、苫小牧・ノーザンホースパークで乗馬となることが決まった。
同馬は、父ブライアンズタイム、母パシフィカス(その父Northern Dancer)という血統。97年11月にデビューし、クラシックには間に合わなかったものの、翌年のラジオたんぱ賞(GIII)では1分45秒6という好タイムで優勝。続く小倉記念(GIII)で3着となって将来を嘱望されたが、脚部不安により、通算成績は11戦3勝(うち重賞1勝)で引退した。99年からCBスタッドで種牡馬入りし、03年に同場の閉鎖に伴い、社台スタリオンステーション荻伏に移動。2世代の産駒を残し急死したナリタブライアン(3冠などGI・5勝)に代わる存在として、期待をかけられていた。
7月14日現在、4世代が競走年齢に達し、JRAでは30頭が出走。現3勝のナムラカイソク(牡5、栗東・河内洋厩舎)など11頭が勝ち上がっている。