2011年のシルクロードSは差のない4着だったセイコーライコウ(撮影:佐々木祥恵)
2月1日(日)に京都競馬場で行われるシルクロードS(GIII・芝1200m)に出走を予定している美浦所属各馬について、関係者に話を聞いた。
セイコーライコウ(牡8・美浦・鈴木康弘)について、鈴木調教師。
「今週(1/21)は坂路で追い切りました。動きはもうひとつのように見えましたが、元々攻め馬で走るタイプではありませんので、あのくらいで大丈夫でしょう。以前(2011年)のシルクロードSで4着と差のない競馬をしていますし、馬もまだ若いので、期待しています。ここ数戦は内容は悪くないのですが、着順が今ひとつなので、巻き返したいですね」
プリンセスメモリー(牝8・美浦・高橋義博)について、高橋調教師。
「前走のラピスラズリS(1着)は内枠でしたし、理想的なレース運びでうまくいったと思います。蹄の関係でいつもは冬場は使えないことが多いのですが、今のところ蹄も大丈夫です。8歳になりますが、馬は元気ですよ。年を重ねて落ち着きが出てきたので、それも良いと思います。京都の軽い馬場は前が止まらないという点が少し心配ですが、ジョッキーがメモリーらしい競馬をしてくれればと思います」
バクシンテイオー(牡6・美浦・堀宣行)について、橋本篤典調教助手。
「前走のタンザナイトS(3着)はこの馬としては、前めの位置での競馬でしたが、終いまでしっかり伸びてくれました。そのあたりに進境が窺えます。だいぶオープンのペースに慣れてきて、脚質にも幅が出てきましたし、その分安定して力が出せるようになったと思います。昨年の夏場に休み明けで使い出した時は、落ち着いていて良かったのですが、前走は少しイラついていましたね。この中間は、そのあたりも良くなっていて、良い雰囲気で使えそうです。1200mでも、流れ1つでチャンスはあると思います」(取材・写真:佐々木祥恵)