今春のドバイワールドC(首G1)を制したあと、日本人オーナーへのトレードが伝えられたロージズインメイ(牡5、父Devil His Due、母Tell a Secret、その父Speak John)の権利を取得したのは、ビッグレッドファームの岡田繁幸氏であることがわかった。これは7月31日にウインズ札幌で行われたトークショーの中で明らかになったもので、社台ファームの吉田照哉氏らの協力を得て、同馬を取得し来シーズンから氏が経営するビッグレッドファームで繋養するプランも明らかにした。
ロージズインメイは03年、3歳5月にデビュー。重賞初制覇は翌年7月のコーンハスカーBCH(米G3)と奥手の印象だが、続くホイットニーH(米G1)をハナ差ながらも制し、暮れのBCクラシック(米G1)では、04年の米年度代表馬ゴーストザッパー Ghostzapperの2着と健闘した。今年は2月のドンH(米G1)2着のあと、3月のドバイワールドCを制している。通算成績は13戦8勝。
ドバイワールドCの勝ち馬の輸入は、98年のシルバーチャーム、01年のキャプテンスティーヴ、03年のムーンバラッドに続き4頭目となる。