●●第17回黒船賞(高知)〜
ダノンレジェンドが重賞連覇●●
17日(火)、高知競馬場(天候・晴、馬場状態・重)では、古馬によるダート
グレード競走・第17回黒船賞(第5レース・1400m・1着賞金2100万円)が行われ、地元・高知から3頭、JRAから5頭、他地区から4頭の、合わせて12頭が出走した。
最初のスタンド前で、ダッシュを利かせて地元・高知の
サクラシャイニーが先行する。出ムチをくれて
マウンテンダイヤがこれに競りかけるが、2番手に落ち着く。3番手に
ダノンレジェンド、4番手
セイクリムズン、その後ろに
ドリームバレンチノ、
タイセイレジェンドとJRA勢が続く。1番人気のJRA
ワイドバッハは最後方から。
向正面から3コーナーにかけ馬順が入れ替わる。逃げる
サクラシャイニーに、
ダノンレジェンドが並びかけ、
ドリームバレンチノが3番手に上がる。
タイセイレジェンドも上昇を見せたが、
セイクリムズンは後退する。
ワイドバッハはまだ中団よりも後ろのポジション。
最後の直線、
ダノンレジェンドが後続を突き放しにかかり、
ドリームバレンチノが追う。結局、その差は縮まらず、
ダノンレジェンドは2馬身差振り切って優勝。2番人気だった。勝ちタイムは1分27秒3。鞍上はJRAの丸田恭介騎手。2着に3番人気
ドリームバレンチノ、1/2馬身差の3着には、中団から追い上げた5番人気の兵庫・
タガノジンガロが入った。1番人気の
ワイドバッハは5着に敗れた。
勝った
ダノンレジェンドは父
Macho Uno、母My Goodness(その父Storm Cat)という血統の牡5歳・黒鹿毛馬。JRA栗東・村山明調教師の管理馬。前走のカペラステークスでは、重賞初挑戦で初制覇だった。今回で重賞連覇となる。これで丸田騎手が騎乗してから2戦2勝と負けなし。通算成績を19戦7勝(うち地方3戦2勝)とした。
丸田恭介騎手のコメント(※高知競馬ホームページより抜粋)
「前回より出が良くなくてどうかと思ったけど、行ってくれていい位置が取れました。最後も後続が来てなかったので余裕がありました。(今後は)ずばり大きなところで頑張ってほしいですね」
●●第38回京浜盃(大井)〜船橋の
オウマタイムが後続を寄せ付けず8馬身差の圧勝●●
18日(水)、大井競馬場(天候:曇、馬場:やや重)では、南関東3歳クラシックに向けての重要な一戦、京急電鉄賞・第38回京浜盃(第11レース・1700m・1着賞金2000万円)が16頭立てで行われた。
序盤は3番手からレースを進めた船橋の3番人気
オウマタイムが、向正面では抑え切れない手応えで先頭へと並びかける。3コーナーを回ったところでは単独先頭に換わり、後続を離す一方で8馬身差の圧勝となった。勝ちタイムは1分46秒6。鞍上は船橋の左海誠二騎手。2着には13番人気の船橋・
フラットライナーズが入った。さらにクビ差の3着は大井の6番人気
ヴェスヴィオだった。1番人気の
ストゥディウムは11着に敗れた。
勝った
オウマタイムは、父タイムパラドックス、母ケイウンブルーム(その父ジョリーズヘイロー)という血統の牡3歳、鹿毛馬。船橋の林正人厩舎の所属。去年5月に北海道でデビュー。9月には船橋に移籍して初めてのレースを迎えた。重賞は去年10月の鎌倉記念以来、2勝目となった。通算成績は10戦4勝となった。
●●平成26年度・第4回及び第5回調教師・騎手免許試験新規合格者●●
平成26年度 第4回及び第5回 調教師・騎手免許試験の新規合格者が発表された。
今回の新規合格者は調教師10名、調教師補佐7名、騎手10名で、免許日は3月31日付け(第4回)及び4月1日(第5回)付けの免許となる。
平成26年度 第4回調教師・騎手免許試験の新規合格者
【免許日:平成27年3月31日付け】
受験区分 所属 氏名 フリガナ 年齢 現職種 現所属厩舎
調教師
岩手 小林 俊彦 コバヤシ トシヒコ 50 騎手 小林義明厩舎
兵庫 松浦 聡志 マツウラ サトシ 37 〃 小牧毅厩舎
高知 工藤 真司 クドウ シンジ 32 厩務員 工藤英嗣厩舎
騎手
佐賀 三村 展久 ミムラ ノブヒサ 31 〃 高田豊治厩舎
平成26年度 第5回調教師・騎手免許試験の新規合格者
【免許日:平成27年4月1日付け】
受験区分 所属 氏名 フリガナ 年齢 現職種 現所属厩舎
調教師
千葉 張田 京 ハリタ
タカシ 51 騎手 岡林光浩厩舎
千葉 山下 貴之 ヤマシタ タカユキ 29 〃 川島正一厩舎
千葉 山田 信大
ヤマダ ノブヒロ 41 〃 山浦武厩舎
東京 田中 正人 タナカ
マサト 36 調教師補佐 佐野謙二厩舎
神奈川 平田 正一 ヒラタ
ショウイチ 37 〃 高月賢一厩舎
神奈川 村田 順一 ムラタ ジュンイチ 41 〃 村田六郎厩舎
神奈川 佐藤 博紀 サトウ ヒロノリ 35 騎手 −
調教師補佐
千葉 岩崎 真樹 イワサキ
マサキ 33 厩務員 佐々木功厩舎
千葉 長谷川 剛史
ハセガワ タケシ 29 〃 石井勝男厩舎
千葉 森久保 仁志 モリクボ ヒトシ 40 〃 矢野義幸厩舎
千葉 米谷 康秀 ヨネヤ
ヤスヒデ 31 〃 佐藤賢二厩舎
神奈川 甲田 悟史 コウダ サトシ 41 〃 山崎尋美厩舎
神奈川 西田 秀男 ニシダ ヒデオ 40 〃 山田質厩舎
神奈川 古澤 悟 フルサワ
サトル 34 〃 田邊陽一厩舎
騎手
北海道 山本 咲希到 ヤマモト サキト 18 騎手候補生 松本隆宏厩舎
岩手 小林 凌 コバヤシ リョウ 18 〃 板垣吉則厩舎
千葉 臼井 健太郎
ウスイ ケンタロウ 18 〃 凾館一昭厩舎
千葉 林 謙佑
ハヤシ ケンスケ 19 〃 伊藤滋規厩舎
東京 藤本 現暉 フジモト ゲンキ 17 〃 蛯名雄太厩舎
石川 栗原 大河 クリハラ タイガ 17 〃 菅原欣也厩舎
石川 柴田 勇真 シバタ
ユウマ 21 〃 高橋俊之厩舎
高知 松木 大地 マツキ ダイチ 20 〃 雑賀正光厩舎
佐賀 山口 以和 ヤマグチ モチカズ 17 〃 手島勝利厩舎
※年齢は免許日現在
(地方競馬全国協会ホームページによる)
●●スーパース
プリントシリーズ2015の実施概要が発表される●●
今年で5年目を迎える、競走距離1000メートル以下のレースのみで構成されるシリーズ競走、『スーパース
プリントシリーズ(略称:SSS)』の実施概要が下記の通り決定した。
【スーパース
プリントシリーズ(SSS)2015 実施概要】
≪
トライアル≫
実施日 レース名 施行場 距離 交流地区 主催者
6月11日(木) 川崎スパーキングスプリント ★川崎 900m 南関東 神奈川県川崎競馬組合
6月18日(木) 園田FCス
プリント 園田 820m 近畿・四国・九州 兵庫県競馬組合
6月25日(木)
グランシャリオ門別ス
プリント ★門別 1,000m 北海道・東北 北海道
6月26日(金) 名古屋でら馬ス
プリント 名古屋 800m 東海・北陸 愛知県競馬組合
≪ファイナル≫
7月20日(祝月) 習志野きらっとスプリント 船橋 1,000m 地方全国 千葉県競馬組合
※レースの日程・条件等は変更となる場合がある。
※★はナイター開催。
※川崎スパーキングスプリントの1、2着馬及び他の競走の1着馬には、習志野きらっとスプリントへの優先出走権を付与される。
※川崎スパーキングスプリント以外の競走は重賞競走として実施される。
※
グランシャリオ門別ス
プリントは今年から重賞に格上げとなった。
【スーパース
プリントシリーズとは】
競走距離1000メートル以下のレースのみで構成されるシリーズ競走。
トライアル4戦およびファイナルの計5戦で実施され、超短距離戦で能力を発揮する異才の発掘と、各地方競馬場で実施可能な最短距離を極力活かすためワンターン(コーナー通過が3〜4コーナーのみ)のス
プリント戦によるシリーズとして2011年に創設。
(地方競馬全国協会ホームページによる)
●●小林俊彦騎手(岩手)が引退へ●●
岩手競馬所属の小林俊彦騎手が平成26年度第4回調教師免許試験に合格し、平成27年3月31日付で岩手競馬所属の調教師に、同日付で騎手を引退することとなった。
なお、次のとおり引退セレモニーを行うことが決定した。
■小林俊彦騎手引退セレモニー
実施日/2015年3月29日(日) 最終レース終了後
場所/水沢競馬場
■小林俊彦騎手コメント
「おかげさまで無事、調教師免許を取得できました。ありがとうございます。
昨年5月、落馬のアク
シデントで腰を骨折。一日も早い復帰を目指していましたが、思った以上に長引いてしまいました。現在は調教で騎乗するまで回復しましたが、騎手に戻るにはまだまだ。これまでも万全の体調で騎乗してきた自負がありますから、中途半端な状態で復帰するのはファンに失礼だと思い、騎手生活にピリオドを打つ決断しました。
元々、昨シーズン一杯で騎手引退を考えていましたし、十分やり切りました。自分でもよくここまで来れたなという思いがありますから、悔いはありません。4月からは調教師一年生。学ばなければならないことも多いと思いますが、今までやってきた延長線で考えています。愛馬に実際に乗り、背中から感じる状態能力を把握した上でレースに臨みたいです。無事に送り出していけば、おのずと結果がついてくるはず。これまでどおり気負わず自然体で行きたいと考え
ています。
騎手としての小林俊彦をお見せすることはできませんでしたが、今後は調教師としていい馬を育てたいと思っていますので、今後も応援よろしくお願いします」
■小林俊彦騎手プロフィール
○ 生年月日 1965年3月26日
○ 出身地 岩手県奥州市(旧水沢市)
○ 服色 胴緑・袖桃/胴桃星ちらし
○ 通算成績 地方競馬18791戦3788勝(2着3059回、3着2518回)
※地方競馬歴代10位、岩手競馬歴代2位
中央競馬65戦5勝(2着2回、3着3回)
○ 初騎乗 1982年10月16日2R
ホクトカザン(6着/8頭)
○ 初勝利 1983年4月9日3R
ハーバーパルク 36戦目
○ 地方1,000勝 1995年10月28日3R
アルファファルコン 6,244戦目
○ 地方2,000勝 2002年6月29日11R
スズランロード 10,700戦目
○ 地方3,000勝 2007年12月1日8R
ラビットジーズニ 14,969戦目
○ 地方3,500勝 2011年5月16日2R
ゲンパチドリーム 17,078戦目
○ 岩手競馬騎手リーディング4回獲得
○
グレードレース優勝 2006年エーデルワイス賞GIII(
パラダイスフラワー)
○ 2009年度日本プロスポーツ大賞功労賞受賞
(岩手競馬ホームページによる)
●●岩手競馬関係者が『いわての学び希望基金』へ寄付金の贈呈●●
2015年3月18日、岩手県庁において、岩手競馬の関係者が『いわての学び希望基金』への寄付金を贈呈した。
贈呈式には、岩手県調騎会騎手部会会長村上忍騎手、岩手県競馬組合副管理者立花良孝が出席し、岩手県教育委員会教育長高橋嘉行様へそれぞれ寄付金を贈呈した。
■岩手県教育委員会教育長 高橋嘉行様コメント
「いわての学び希望基金へ継続してご支援いただき、大変ありがとうございます。被災地の子供たちのために有効に活用させていただきます。被災地の復興はこれから本格化しますが、長期にわたる仮設住宅住まいによる新たな問題も出てきております。この震災を風化させないということが大切かと思いますので、今後ともご支援よろしくお願いします」
■岩手県調騎会騎手部会会長 村上忍騎手コメント
「僕たち騎手部会は人数も多くないですし、大きな金額を集めることは出来ませんが、これを継続することに意味があると思いますので、長期間続けていき、少しでもお役に立てればと思います」
■贈呈者及び贈呈額
(1) 岩手県調騎会騎手部会
岩手競馬所属の騎手が、騎手自身が考えたレース名称を付けた「復興祈念協賛レース(16レース実施)」に騎乗した騎乗手当の一部、及び昨年から2回実施した募金活動等でお預かりした募金を寄付する。
贈呈者 ・・・ 会長 村上忍騎手
贈呈額 ・・・ 146,659円
(平成24年度から今回までの寄付金累計額 1,004,860円)
(2) 岩手県競馬組合
昨年11月3日の『JBC2014盛岡』当日に盛岡競馬場で実施したチャリティーイ
ベント、12月31日水沢競馬場で実施したチャリティーイ
ベントでの募金を寄付する。
贈呈者 ・・・ 副管理者 立花良孝
贈呈額 ・・・ 104,092円
(平成23年度から今回までの寄付金累計額 1,076,820円)
(岩手競馬ホームページによる)
●●今野忠成騎手(川崎)、地方競馬通算2,200勝達成●●
川崎競馬所属の今野忠成騎手(安池成実厩舎)は17日(火)、平成26年度第19回大井競馬第2日目第1レースにおいて、
ケンフォックス号(11頭立て、単勝1番人気、荒山勝徳厩舎)に騎乗し、18,713戦目にして地方競馬通算2,200勝を達成した。
通算成績 18,713戦 2,200勝
2着1,964回 3着1,852回 4着1,697回 5着1,581回 着外9,419回
(平成27年3月17日 第1レース終了時点)
今野忠成騎手プロフィール
生年月日:昭和52年3月4日
出身地:神奈川県
初騎乗:平成6年10月15日 川崎9R
ハーバーリファール 初勝利:平成6年12月10日 川崎4R ホウショク
〔重賞勝利〕(38勝)
(川崎競馬ホームページによる)
●●辻野豊調教師(大井)、地方競馬通算500勝達成●●
大井競馬場所属の辻野 豊調教師は、本日3月18日大井競馬第5競走「C1(五)C2(四) 競走」において、2号馬
ビックボーイ号で、地方競馬通算500勝を達成した。
<辻野 豊(つじの ゆたか)調教師プロフィール>
生年月日 : 昭和27年7月15日
調教師免許取得日 : 昭和60年6月1日
初出走 : 昭和60年7月30日 大井 4R
トートパワー号 6着
初勝利 : 昭和60年7月31日 大井 2R
リンドパールオー <辻野調教師からのコメント>
「ここまで長かったです。騎手時代より調教師としての500勝には重みがありますね。
1つでも多く勝てるよう、これからもがんばります。応援よろしくお願いします」
通算成績
6105戦 500勝 2着 554回(平成27年3月18日 第5競走終了時点)
(東京シティ競馬ホームページによる)
●●「2015 スタリオンシリーズ競走」の実施について(ホッカイドウ競馬)●●
スタリオンシリーズ競走とは、一般社団法人JBC協会(
ジャパンブ
リーダーズカップ協会)、公益社団法人日本軽種馬協会、各商社等の支援の下、優勝馬の馬主や生産者に翌年度の種付権利を副賞として贈呈する競走。
2015年は、重賞競走23レース、特別競走11レースなど、全46レースを「スタリオンシリーズ競走」として実施し、そのうち有名種牡馬の名称を冠して賞金を贈呈する「スタリオン・プレミアムシリーズ」を12レース実施する予定。
(ホッカイドウ競馬ホームページによる)
●●特別観覧席にソファシートが登場(船橋)●●
船橋競馬場は、3月23日(月)より、特別観覧席において、ソファシートの販売を開始する。
一人でゆったりと使いたい人や、カップル・ご夫婦などのペアで来場される人にピッタリ。各席にコンセントが付いているので携帯やPCの充電にも利用できる。
6月15日(月)から始まるナイター開催もソファシートでゆっくりと楽しむことができる。
◎販売価格(1席につき2名様までご利用可能・全12席)
・本場開催日 4,000円/1席
・場外発売日 1,000円/1席
◎販売箇所 特別観覧席券売所(船橋競馬場正門横)
◎3月23日(月)からの特別観覧席座席数
個人席:424席、ソファシート:12席(1席2名まで)、ボックス席:4席(1席6名まで)
(船橋競馬ホームページによる)
●●JRAとの交流レースの結果●●
<17日(火)>
・高知競馬場(天候:晴、馬場:重)
4R・JRA交流はりまや盃(1400m・12頭)は、JRAの
クリノダイコクテン(岩田康誠騎手)が2勝目を挙げた。勝ちタイムは1分30秒3。
<18日(水)>
・笠松競馬場(天候:曇、馬場:良)
9R・JRA交流盛春賞(1400m・9頭)は、JRAの
サンセットビーチ(岡部誠騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分29秒5。
・園田競馬場(天候:雨、馬場:良)
10R・JRA交流市川特別(1400m・12頭)は、地元・兵庫の
エナエビス(川原正一騎手)が人気に応えた。勝ちタイムは1分28秒6。