13日、小倉競馬場で行われた5R・2歳新馬(牝、芝1000m)は、幸英明騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝180円)トーホウアモーレ(牝2、栗東・白井寿昭厩舎)が、好スタートから先手を奪うと、直線で後続を突き放し、2.1/2+1/2馬身の差をつけ快勝した。勝ちタイム56秒6(良)は、小倉芝1000mの2歳レコードをコンマ2秒更新し、古馬のコースレコードと並ぶ記録となる。2位入線の5番人気ボムシェルは決勝戦手前で外側に斜行し、3位入線の10番人気ニシノマーメイドの走行を妨害したため3着に降着。ニシノマーメイドが2着に繰り上がった。

　勝ったトーホウアモーレは、父アグネスタキオン、母ステージバンダム(その父マルゼンスキー)という血統。叔母に96年ファンタジーS(GIII)を制し、続く阪神3歳牝馬S(GI)でも2着したシーズプリンセスがいる。新種牡馬アグネスタキオン産駒は、6頭目の勝ち上がりで、うち5頭が新馬で勝利を収めている。