(7)
クルミナル=厩舎周りの運動をこなし、巻き返しに備えた。「追い切ってからも落ち着きはあるし、いい状態で出せそう。馬場はできるだけ乾いてほしい。いい馬場で戦いたいですね」と安楽厩務員。重馬場のチューリップ賞で大敗しているだけに、良馬場を望んでいた。
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ルージュバック=決戦前日、阪神競馬場で
リラックスムードを漂わせた。1時間ほど厩舎周りで引き運動を行い、装鞍所へ移動。丸田(実戦は戸崎圭)を背に約30分周回して体をほぐした。「体重も減っておらず、とてもいい雰囲気。丸田騎手も“落ち着いているし本当におとなしいですね”と言っていました。何の不安もないです」と柄沢助手は手応え十分だ。
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アンドリエッテ=栗東坂路で4F67秒1。軽く体をほぐした。「前日とは違って力むことなく、落ち着いていましたね。手前を替えてからまっすぐに走っていました」と長谷川助手。「しっかり食べているし、この気配を維持していくだけです」と落ち着いた相棒の姿に目を細めた。
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アースライズ=3分の2の抽選突破の幸運を味方にGIへチャレンジする。レース直前の土曜日は栗東の角馬場でじっくりと調整された。「カイバの食いはもうひとつですが、この馬なりには食べていますからね。順調にきていますよ」と吉田助手。自在性を生かして上位を狙う。
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キャットコイン=栗東の角馬場で脚を慣らして、最終調整を打ち上げた。栗東入厩後、全てが順調に運んだことは、佐竹調教厩務員の表情を見れば一目瞭然だ。「すぐに環境に慣れてくれましたからね。美浦にいる時より落ち着いているくらいですよ」。事前馬体重発表が前走からマイナス10キロの430キロだったが「カイバを食べていますから、430キロ台で出せると思いますよ」と馬体減の不安も打ち消した。3戦3勝馬が万全の態勢で本番に臨む。
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ローデッド=栗東坂路で4F69秒4。佐藤助手は「これがうちの調整パターンだし、何も変わったところはない」とうなずく。「うちの厩舎は久々より、2、3回目が食べ(狙い)ごろってのはあるよね。ゲートを出ない時があるし、それに尽きるかな」と好発を願っていた。