柴田大知騎手が「休んでいた間の成長力が凄い」と語るマイネルホウオウ(撮影:佐々木祥恵)
マイラーズC(GII・芝1600m)に出走する美浦所属馬について、関係者に取材した。
マイネルホウオウ(牡5・美浦・畠山吉宏)について、柴田大知騎手(レースでの鞍上は和田騎手)。
「先週、今週(4/22)と追い切りをしっかりやれていますし、もう一段階上がりました。今回は相手も強いですし、もう少しかなという感じもしますが、使った分の変わり身がありますから、期待したいですね。馬自体はすごく良くなっているんですよ。休んでいた間の成長力がすごいんです。脚元の方もうまい具合に来ていますし、あとは中身がともなってくればもっと良くなりそうです」
ロサギガンティア(牡4・美浦・藤沢和雄)について、高林大輔調教助手。
「馬体重はさほど変わりませんけど、しっかり乗り込んできましたし、休み明けでも良い仕上がりです。ゲートに不安がある馬ですが、練習ではスムーズです。外回りコースなら京都も問題ありませんし、流れに乗れれば良いですね」
シャイニープリンス(牡5・美浦・栗田博憲)について、栗田調教師。
「前走のダービー卿CT(GIII・14着)は、馬群に包まれて不完全燃焼でした。この馬は相手云々よりも、気持ち良く走らせることが大事です。今週(4/22)の追い切りは、6、7馬身後ろから追いかけて、相手に半馬身先着しました。まずまずの動きでピリッとしてきましたし、状態も安定しています」
マイネルメリエンダ(牡4・美浦・和田正一郎)について、和田調教師。
「前走のダービー卿CT(11着)は馬場状態もありますが、気負いがあってゲートでも躓きました。気負いが一番の敗因だと思います。今は落ち着きが出てきましたし、今回は平常心で臨めそうです。今週の追い切りの動きは、良かったですね。京都金杯(GIII)で3着の時は、ハンデも軽かったですし、うまく流れにも乗れました。今回はその差を詰められればと思います」(取材・写真:佐々木祥恵)