(1)
サトノラーゼン=過去7年で4勝と絶好の(1)番枠を生かし切るか。「馬運車の中でもずっとおとなしくしていた」と橋口助手は、輸送後も問題のない雰囲気に納得の表情を浮かべる。「一番欲しかった枠。天気も持ちそうだし、負けたら言い訳ができないね」と手応えをのぞかせた。
(2)
タンタアレグリア=美浦の角馬場で体をほぐしてから美浦Wへ移動し、キャンターで1周半と軽めのメニューを消化した。最終調整を見届けた国枝師は「何も言うことはない。大丈夫、問題はないね。馬に活力があり、前走の青葉賞と比較して10倍はいい雰囲気だよ」と大満足の表情だった。
(3)
コメート=美浦南の角馬場で乗り運動。約20分かけてじっくりと体をほぐし、最終調整を完了した。川崎助手は「ここまで順調にきた。枠は待望の内めが当たったし、ジョッキーも喜んでいました。うまく前々で競馬ができれば」と笑顔。しぶとい先行力をフルに生かしたい。
(4)
グァンチャーレ=今回は出来が違う。東京移動後の状態を確認した中島助手は「カイ食いがいいし、馬運車でもおとなしかった」とうなずく。前走のNHKマイルCは12着に敗れたが「上向いている。前回は不利があり、一頓挫明けで本調子でもなかった」と叩いた効果を強調した。
(5)
ダノンメジャー=土曜の午後に東京競馬場へ到着した。「スムーズだったよ。この前(NHKマイルC=11着)も来ているしね」と池平厩務員。来年2月末で定年を迎える橋口弘厩舎として最後のダービーとなるだけに「何とか見せ場をつくってほしいね」と好走を願っていた。
(6)
ポルトドートウィユ=初の長距離輸送にも動じず、馬房に入ると落ち着いた様子でくつろいだ。川辺助手は「輸送はスムーズだったし、今の雰囲気を見ると心配はないと思う」とホッとした表情。デビューからの7戦で連対を外したのは1戦だけという堅実派。「カイバも食べるし、体重の変動がない馬。馬がしっかりとして、馬体もメリハリが出てきた」と成長ぶりを強調した。